社員と会社の懸け橋になる対話型人事制度

小さな会社の『自分で考え行動する』社員の創り方 その【1】


うちの会社に優秀な人材はいないと諦めていませんか?

小さな会社を経営する社長に話を聞くと「自分で考え、行動に移す社員」というのは、非常に限られた存在で、そんな社員はうちにはいないよと言われます。また、優秀な人材を採用しようと思っても、小さな会社にはきてくれないと愚痴をこぼす社長も多くいらっしゃいます。

では今回から、そんな社長に自社のダメ社員(常に指示待ち社員)が自律型社員(自分で考えて行動に移す社員)へ変貌するとっておきの方法をお伝えします。
 


まずは想像してください…。あなたの会社にはいつも指示待ちばかりで、自ら行動しようとしない社員が数名います。今度彼らを誘って、あなたは山へキャンプに行くことにしました。いつもは自分からは全く動かない彼らですが、今日に限っては違います。

買い出しにいったり、材料を切ったり、かまどを作ったりと、「みんなで楽しむためにはどう行動すべきか」をそれぞれが考えて実践しています。なぜキャンプでは自分で考えて行動できるのに、仕事になると途端にできなくなるのでしょうか?

そこには仕事につきまとうネガティブなイメージが原因であると考えられます。仕事の場合、社員がミスをしたらあなたはきっとそのミスをした社員を怒るでしょう。怒ること自体決して悪い事ではないのですが、それを皆の前でやってしまうと、人間は基本的に怒られることが好きではないので、「自分はミスなくできることだけをやり続けよう」という心理が働いてしまい、チャレンジすることを諦めてしまうのです。かと言って、人から見えないところで怒っても、後で怒られた人が同僚に告げ口をすることで、同じような現象が起こります。

では、どうすれば良いのか、その方法は次回お伝えします。 
 



この記事を書いた人
人事コンサルタント 光永尚慰(みつながなおやす)

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